M邸 完工写真
2010 年 7 月 15 日 木曜日沖縄県本島の北部、通称「やんばる(山原)」にある東村慶佐次にM邸はあります。
有銘湾を望む絶好のロケーションの地にご兄弟で2世帯住宅の新築工事のプロジェクトがはじまったのが、2009年の1月の事でした。
当初は2世帯住宅を別棟住宅とする案からスタートし、最終的には、1階にはお兄さん、2階には妹さんという配置になりました。
1階のお兄さんは現在愛知県に在住で、そこで沖縄民謡、サンシンの師範として活躍しておられます。慶佐次の家は故郷である東村に住宅建設をする一族の夢をかなえるプロジェクトでもありました。
という事で、1階は年に数回帰省できる本家的な位置づけであり、サンシンの門下生を引き連れて合宿もできるコミュニケーションのシンボルとなります。
2階の妹さんは隣接する名護市で勤務されていましたが、これを機に古里である東村へ終の住処として新築をしました。
ご兄弟それぞれの想いはありますが、風光明媚な古里の地で一族の絆を強める意義のあるプロジェクトでした。
今回、設計のコンセプトとして「リゾートホテルを住宅へ」として、この地の最大の魅力である風景を室内にふんだんに取り入れる事を念頭に設計をしました。
自然に囲まれた地である為に建物はできるだけシンプルに色合いも白を基調とし自然の中のリゾートをイメージしています。
1階は、冒頭にも書いた通り多くの方が一同に会する機会が多い事を想定し、12畳の和室の広間とリビングをフラットレベルで結び最大25畳程になる大広間が利用できる様にしています。また、外部のヌレ縁も張り出しを大きくする事で内部と合わせると約40畳弱の大きな空間を取る事が可能です。
他に、ゲストルームが二つ、主寝室があります。
1階床面積は約40坪。
2階は、床面積を28坪とし、デッキ部分を多く残したスタイルとしています。
2階からの眺望はまた格別で、キッチンからもリビング越しに有銘湾を一望できる設計としています。
また、玄関を入ると正面にライトコートを設け明るく開放的な玄関はまさにリゾートホテルのイメージを強くアピールしています。そこに面したシューズクローゼットを始め収納力を高める事で生活感を表に出さない事に成功しています。
将来的には、ガーデニィングを進める計画があり、さらに潤いのある住宅へ進化して行きM一族の絆が強まり発展していく事を設計者として期待をしています。













